本物の精油の凄さ
「ちょっと良い香りを楽しんでみる」目的なら、雑貨屋さんで手に入るアロマでも楽しめるかと思いますが、私がお伝えしているアロマセラピーで使う「精油」はそれだけではとても収まらない、植物の持つ素晴らしい力・エネルギーを、たくさんの方法で使うことができるんです!
それは、「ローズ精油 1滴にバラを 50本」とか、「ラベンダー精油 10ml に 1.5kg の花」が必要になるくらいに、本来の精油は植物のもつエネルギーや成分がギューッと濃縮された有機化合物だから。
そんな精油を使って、暮らしの中で取り入れられることをざっと挙げてみましょう。
環境のケア
- 空間の殺菌、浄化、芳香
- 毎日のお掃除(赤ちゃんや動物にも安心)
- お部屋でのリラクゼーション(子どもの夜泣きにも◎)
- 季節の変わり目の感染症予防
体調のケア
- 痛みや腫れ、こりや疲れの緩和
- 身体の循環を整える
- 疲れの緩和ケア(お母さんの強い味方!)
- 安眠、または覚醒
- 抗アレルギー、抗炎症、解毒、交感染
- 心身の刺激と強壮、消化促進など、身体の免疫システムを助ける
美容のケア
- ホルモンのバランスを整える(女性ホルモンにも)
- 気になるシミやシワ、アンチエイジングにも
- 乾燥や毛穴のひらき、たるみといった美肌ケア
- むくみ、セルライトの緩和
- 瘢痕形成作用(できてしまった妊娠線のケアなど)
精神のケア
- 鬱(うつ)や不安、悲しいときに
- 自己肯定感を高める
- 多幸感、安らぎ、落ち着きが欲しいときに
- 理想と現実のバランスをとる
- モチベーションをUpする
これらはアロマセラピーでできることのほんの一部で、古代から人々が、植物の力を借りてきたのもうなずけます。
日本でも、七草粥を食べたり、端午の節句では菖蒲、冬至にはゆず湯に入ったり。とても身近な療法ですよね。
ですが、、、
効能を余すことなく得るためにも「精油の品質、クオリティ」をしっかりと見極めることがとっても重要なんです
残念ながら、アロマセラピストから見ると『精油』とはとても言えないような、粗悪な精油が世の中には溢れています。。。
『混ぜものばかりで、肝心の成分が入ってないじゃない〜〜!』
といったレベルのものも。。。そういった”アロマ”(精油ではない)を使っても、効果が得られないのは当然です。
吸引したり、皮膚に塗布することは身体のなかに「その成分を取り込むこと」に他なりません
せっかく、身体に良いと思ってアロマセラピーをしたつもりが、身体にとって害になる物質をせっせと取り込む行為になっていたら、悲しいことです。。。
また、とてもパワフルな物だからこそ、妊婦や乳幼児には使ってはいけない精油といった、禁忌事項もあります。求めることを上手く得られるように、精油ブランドも、どの精油を使うかも、使い方も選択する力が求められ、鍛えられます。
情報も同じですね。現代は安心、安全なようでいて、実はママも、子どものためにサバイバルする力が求められていると感じます。
どうやって「良い精油」を見つける?
まずは信用の置ける専門店、もしくは信頼のできるアロマセラピストさんが紹介する精油を嗅いでみてください。
まずは本物を知って、合成のアロマオイルとの違いを嗅ぎ比べてみることをオススメしています。
残念ながら現時点でシンガポールでは、クオリティの高い精油を手に入れるのはかなり難しいため、私の講座やオーダーメイドの化粧品用の精油はヨーロッパや日本から取り寄せています。
マテリア・アロマティカ(Materia Aromatica)
プラナロム(Pranarom)
これらのブランドがベストだ、というわけではなく精油の種類によって他のブランドも使用しています。
精油に限らず体に取り入れるものの質にはぜひこだわってくださいね!